使用機材は第1弾と同様で下記の通りです。
ダミーヘッドマイク:サザン音響 SAMREC
オーディオインターフェース:RME Fireface UFX
ヘッドホン:AKG K240MKII、AKG K271MKII
あとはそれぞれの機材をケーブルで接続/ヘッドホンに音源ソースを入力するというシンプルな機材構成です。
今回は純正イヤーパッドとYAXIイヤーパッドの付け替えで、4バリエーションの比較を行っています。
1.AKG K240MKII(純正レザーパッド)
2.AKG K240MKII+YAXIパッド
3.AKG K271MKII(純正レザーパッド)
4.AKG K271MKII+YAXIパッド
以前、発売当初に比較したレビューをご覧になっていない方はこちらを最初に読んでいただいてから、比較試聴動画を見ていただくとよいでしょう。
http://miyaji-parec.jugem.jp/?eid=1646
それでは比較試聴動画をご覧ください!
動画での比較試聴はいかがでしたか?
発売のタイミングのレビューではK240MKIIのみでレビューを行っていましたが、この動画を見ていただいても、K271MKIIの音の変化が顕著に変わっていることが分かると思います。
元々、K240MKII/K271MKIIとも、オリジナルイヤーパッドではヘッドホンの位置が安定しないせいか、低音の抜けが少し気になっていました。
これがYAXIの楕円状にくり抜かれたイヤーパッドにより、
・リスニングポイントが安定したこと
・低音の抜けていた隙間が埋まったこと
この2点により、どちらのヘッドホンでも低域部の音の粒立ちや量感が改善されています。
特にK271MKIIに関してはイヤーパッドだけでここまで変わるの?というくらい変わります。
K240MKIIでは以前のレビューでも書いた通り、こうして録音した結果でも空間的広がりを感じていただけるかと思います。
動画でも説明しておりますが、音源の定位もはっきりして、楽曲のミックスも行いやすくなると思います。
たかがイヤーパッド、されどイヤーパッド。
イヤーパッドの重要性はこのYAXI for K240/271 SPECIAL EDITIONをレビューしている江夏正晃さんも語っております。
http://www.yaxi.jp/product-gallery/for-k240-k271-special-edition/review-k240%E3%81%AE%E8%89%AF%E3%81%95%E3%82%92%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%AB%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%99%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%89/
元々定評のあるヘッドホンですから、そのイヤーパッドに合うように作られたイヤーパッドなので、その性能を十二分に引き出してくれます。
こうなると、MDR-CD900STをこのように比較したら??という探究心が出て来ますね。
今後の試聴企画で取りあげていきたいと思っております!
AKG K240MKII/K271MKIIをお持ちの方はこのイヤーパッドへの交換、本当におすすめいたします。
イヤーパッド交換は元のイヤーパッドの方がいいやと思えば元に戻せますし、それもチューニングの一種として使い分けることもできます。
また、「 K240MKII+YAXI」「K271MKII+YAXI」を1つのヘッドホンとしてみて、ヘッドホンの選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
YAXI for K240/K271 SPECIAL EDITION 税込¥5,370
好評発売中です!
ご自身でお使いのK240/271をお持ち込みいただいて、イヤーパッド交換した効果を試聴いただくことも可能ですので、ぜひご来店お待ちしております!
- 2015.12.24 Thursday
- 機材レビュー