Fenderショールームで開催された製品発表会の写真と共に、FXA9の製品概要に迫ります。
■新開発のBAドライバーを6基搭載。
音源に入っている音を余すところなく、より一層クリアーに聴きたいと要望するハイエンドクラスのオーディオファイルやミュージシャンに向けて FXA9 は開発設計されました。
「HEXAD configuraton」という6基のBAドライバーシステムを新たに開発。オールBAドライバーでバランスの良いサウンドを実現します。
■初のクロスオーバーを採用。
FXA9は高域1基、中域1基、低域2基、サブウーハー2基の計6基で構成され、高域と中域、中域と低域にクロスオーバー回路を搭載。開発者であるDale Lott氏は音楽における低域の重要性を訴え、実際にこのFXA9には低域2基、サブウーハー2基と、低域部に4基のBAドライバーを用いています。
この調整にはハイブリッド型の開発設計で培ったGroove tuned bass port テクノロジーで、BAドライバーモデルであえてポートを設けることにより、音の広がり、60Hz付近の低域レスポンスを改善。より広いサウンドステージを得ることに成功しました。
■高性能3Dプリンターによるハウンジング設計。
3Dプリンターで作るメリットは設計で思い描いた通りの組み立てができる点です。
高性能な3Dプリンターを使用することで、抜群のフィット感と遮音性を実現するだけでなく、金型では実現が難しかったポートの形状や位置出しの微妙な調整をも可能にしました。
音質に影響のあるノズルには、強度に優れたベリリウム銅材を採用し、24k ゴールドプレートで仕上げています。
■新開発のケーブル。
コネクター部のトラブルを大きく改善した MMCXiを開発し、着脱式ケーブルを採用。ケーブル自身も、3重構造にすることにより、タッチノイズの軽減と汚れによる劣化を防ぎます。ケーブルは、分岐等はせず、アースも独自にとっており、ステレオのクロストークも最小限に抑えることを可能にしています。
FXA9 の生産には、トップクラスの熟練工だけが携わることができ、現状では一人の職人しか作れないとのこと。
FXA7 の約 2.5 倍の時間をかけて生産されます。
気になるサウンドは他のFender IEMと共通し、ギターサウンドが非常に気持ち良くモニターできます。
低音の重厚感はさすが。プレゼンでも低音の重要性を語られた通りで、低音域のサウンドチューニングはこだわりを感じます。
帯域のつながりは自然ですが、好き嫌いがはっきり分かれるかもしれません。
また、ジャンルを少し選ぶ傾向がある気がします。Rock系は文句無しですね!
シャリっとしたサウンドや硬めの音が好きな方には違うのかもと個人的に感じました。
新フラッグシップモデルとなる「FXA9」と同時に、コンシューマーエレクトロニクス/ライフスタイル向けのエントリーモデルとして、マイクと3ボタンリモコンを搭載したモデル「CXA1」が登場しました。
DXA1と同じドライバーを搭載していますが、DXA1が密閉に対して、CXA1は2つのポートがある開放型の違いがあります。
そのため、DXA1よりも開放感あるサウンドが得られるようになりました。
発売日
5月下旬予定。
(6/12追記 2017年6月16日(金)に発売が決定!)
ご予約受付日
ご予約受付日が確定次第、開始となります。追加情報を乞うご期待ください!
(6/12追記 2017年6月12日(月)より予約受付開始!)
Fender/FXA9-WHITE ¥159,840-(税込)
Fender/FXA9-CHAMELEON ¥159,840-(税込)
Fender/FXA9-BRONZE ¥159,840-(税込)
Fender/CXA1-BLUE ¥15,980-(税込)
Fender/CXA1-WHITE ¥15,980-(税込)
Fender/CXA1-BLACK ¥15,980-(税込)
- 2017.05.10 Wednesday
- 宮地楽器神田店NEWS