Rock Mountain Audio Festレポートでもご紹介した驚愕のIEM「Stereo Pravda/SPearphone」がついに日本での発売が決定!日本でのオーディオショー初出展は2016年12月ポタフェスでした。大きな話題となった本製品ですが、きちんと装着ができずに製品の魅力を感じ取れなかったユーザーが大多数だったと思います。日本人の耳の大きさにはサイズが合わず、きっちり装着ができない場合もありますが、うまく装着できた時のサウンドは近年のIEMのサウンド傾向とは少し違うアナログ感あふれるサウンドです。20万円を超えるイヤホンですので、誰しもがすぐに購入出来る訳ではありません。この至高のサウンドを得られるかは装着感と購入資金をどちらもクリアした方のみ。
まずはお試しいただくことをおすすめいたします!
一見奇妙な造形のSB-7は、紛れもなくMisha氏の哲学が形となった7基のBAドライバを搭載する斬新かつ挑戦的なユニバーサルIEMです。
SB-7は滑らかでありつつも高い解像度を誇ります。優雅なトップエンドでシンバルの音はまるで頭の中にシンバルが浮かんでいるかのように聞こえ、世界で最も優れたラウドスピーカーで聴くような輝きを放ちます。
低音は深くレスポンスの早い明確なサウンドです。この小さな筐体からこれほどのボトムエンドが生まれることを驚異的に感じるほどでしょう。
トップエンド、ボトムエンドに加えて、SB-7はミッドレンジにおいても驚異的なほどに滑らかで美しく優しい、魅力的なサウンドを提供します。例えば女性ボーカルのアコースティックミュージックを聴いてみると、まるでその女性のマイクの周りの全ての音を聴くことができるかのように感じさせるほどです。
■7機のBAドライバを同軸に配置
■Stereolab製のBlack Cat Cable(1.2m)採用
■木製ハードケースと専用ソフトケース付属
■インピーダンス:17Ω
1993年、Misha Kucherenkoは「The Purple Legion」というロシア初のリアルオーディオファクトリーストアを共同設立して以来その名をオーディオマニア達の間で知られる存在となりました。
「The Purple Legion」ではApogee Acoustics、Krell、Audio Research Corporation、Magnepan、Klipsch、Kimber Kable、MSB、Genesis Louspeakers、Stereovox、Manley Labs、Gradoといった名だたるオーディオブランド製品の販売に携わり、これはMishaのオーディオ哲学の基盤となるものでした。
2002年、「The Purple Legion」を退社し、 "StereoPravda"という全く新しいIEMの開発に情熱とエネルギーを捧げることになります。
Mishaは、彼の独特とも言えるオーディオ哲学でとても有名です。
過去20年間、彼は "Audiomagazine"、 "Salon AV"、 "Class A"、 "Art Electronics"など、さまざまなオーディオマガジンで100以上の記事やレポートを発表しました。
Mishaのジャーナリズム的な取り組みは、Widescreen Review(2015年8月、#198)という有名なアメリカの雑誌で掲載されたロングインタビューで最高潮に達することとなります。オーディオに対する彼の長年の情熱は、彼にポータブルオーディオに対する新しいビジョンもたらします。彼にとって重要なのは、オーディオ環境がポータブルなのかホームシステムなのかということではありません。クリエイターの意図を高い純度で実現するということ、重要なのはその一点なのです。
Mishaのエリートともいえるバックグラウンドからは、ポータブルオーディオがどの程度のクオリティを実現すべきであるかということを自身で考えることは難しいことでした。そこで彼は、世の中のポータブルオーディオに対する考えと自身のオーディオ哲学とのギャップを埋める為に、答えとしてひとつのイヤホンをリリースしました。
それがこのStereoPravda SPearphoneなのです。
StereoPravdaのIEMはMisha自身によって設計され、全てが100%手作業によって生産され、更に徹底的にテストされています。
厳選されたパーツを使用し、ケーブルには日本で生産されているBlack Cat Cableを採用しています。
現代のハイエンドオーディオの”ニュートラルゾーン”に新たな光を射しオーディオマニア達を導き、そしてその光を次世代へと繋いでいくことが使命だとMishaは考えます。
デンバーより現地レポートした記事に、Stereo Pravdaの紹介記事を掲載しております。
ぜひご参考ください。
補足しますと、現地ではMishaさん自ら装着の手ほどきを受け試聴しましたが、かなり試聴にコツがいるのと、うまく装着できない場合はローが抜けカスカスの音になってしまいます。自分自身も代理店から試聴機をお借りして何度か試しましたが、あれ?と思ったこともありました。うまく装着できるかが鍵です。ユニバーサルデザインですが、100%のユニバーサルではないなと思います。
http://miyaji-parec.jugem.jp/?eid=2077
発売日
2017年7月13日
ご予約受付日
2017年7月6日
販売価格
StereoPravda/SB-7 ¥245,000-(税込)
- 2017.07.07 Friday
- ヘッドホン・イヤホン