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書いた記事数:2418 最後に更新した日:2017/10/20

話題の製品を実際に使ったらこうだった!Finale 2014

この記事は2014.04.20 Sundayに書かれたものです。販売金額や購入特典等は掲載当時のものになり、現在とは異なる場合がございますのでご了承ください。 (古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)


話題の製品を実際に使ったらこうだった!Finale 2014編!


…という、その前に少し前置きを。

昨今、DAWを使った個人制作はパーソナルなものから複数人でコラボレーションするものへ変化しつつある潮流が見られます。
自分で作った曲を別のプレイヤーに録音してもらったり、バンドで演奏してみたり。

このようなことを簡単に実現すべく、Ohm StudioやPro Tools|Cloudなどプロジェクトを複数人で共有する発想のソフトウェアや、VST Connect SEなど遠隔地でのレコーディングを可能とする技術も次々に実用化されています。


では、例えば他のプレイヤーに自分の音楽を演奏してもらうには?

…もちろん、こういったツールだけあれば良い訳ではありません。
腕のいいギタリストの中にも「MIDIってなに?」という方はいますし、流麗にピアノを弾かれる方の中にもコード譜が読めない人がいらっしゃいます。


そう考えると、他人に自分の音楽を伝えるための最もシンプルな媒体は五線譜だったりするのです。

世界的に最も普及している様式だからこそ、作成出来ておいた方が何かとおトクな事が多いのです。しかし、手書きでキレイに書くのはものすごく…恐らく皆さんが思い浮かべるより遥かに大変なので、こうした便利なソフトウェアがある訳ですね。


という訳ですみません、すこし長くなりましたが、早速実際に触ってみようと思います。



■ Finale 2014でゼロから譜面を作成する方法

ここからはサクサク進みます。

Finaleの操作はシンプルで分かり易いので、適当にどんどん入力して行きます。


1.ファイルを新規作成

テンプレートもしくはセットアップウィザードを用いるのが一番手っ取り早そうです。

しかし(DAWのテンプレートをほとんど使わないのと同様に)テンプレートは非常に一般的な編成であるが故に個々の仕様用途に合わない場合が多く、そう言った場合はゼロから自分で設定するセットアップウィザードをオススメします。


セットアップウィザードの場合は以下の情報を順番に入力していきます。

A.楽器編成 B.楽譜書体(手書き風or出版譜風) C.ページとサイズ

次のページではA.で選んだ楽器編成をもとに楽器を追加して行きます。
これは後で追加も出来るので、ざっくり選んで行きましょう。今回はピアノだけでやってみます。

タイトルや作曲者、著作権情報などの情報を入力した後、拍子記号と調合を設定します。


セットアップ中の画面。特にマニュアルに目を通さなくても、画面内の項目でどんどん進みます。


ちなみに、Finale2014にはページ表示、スクロール表示、スタジオ表示の3種類があります。

ページ:実際の五線譜と同様ページ単位での表示
スクロール:ページの区切りをなくし、すべての小節を横長に配置した表示
スタジオ:スクロールにパート・コントローラー(音源部)が追加された表示

今回はスタジオ表示で作業を進めてみます。これらは表示メニューからいつでも変更可能です。


ひな形ができました。


これがスタジオ表示。DAWの画面と似ています。


2.音符の入力

大まかに分けて、3種類の入力方法があります。

1つはマウス入力、1つはステップ入力、1つはリアルタイム録音です。

最初にマウス入力ですが、画面右側の入力パレットから必要な音価を選び、クリックで任意の場所に音符をぽちぽち打っていくだけです。
極めてシンプルなので、これ以上説明することもありません。間違えたら消しゴムです。


次にステップ入力ですが、これはパソコンのキーボードで打って行くモードです。

テンキーの1〜8で音の長さを選択
(テンキー1が32分音符、テンキー2が16分音符といった具合です)

上下キーで音の高さを選択

決まったらエンターキーを押す


といった感じで、慣れればPCだけでもかなり高速で打ち込みが可能です。
休符にしたい場合はステップ休符パレットから休符を選択するか、[R]キーで休符に変換出来ます。



さらに早い高速ステップ入力ツールというのもあって、これは上下キーで音の高さを選択する代わりにMIDIキーボードを使って音程を入力し、音の長さはテンキーで選択するというもの。


正直これができるなら弾いた方が早いのでは…と思ってしまったものの、そういう方は是非リアルタイム入力に挑戦しましょう。
基本的にはクリックを鳴らしながらMIDIキーボードで演奏して行く形となりますが、楽譜専用のソフトウェアだけあってタイの設定やシンコペーションをどう譜面にするかの設定、ミスタッチ対策で装飾音を消したり記録するノートの最も短い数値を設定でき(ノイズゲート的な機能ですね)、一般的なDAWのリアルタイム録音とは異なる設定となっています。

実際にやってみると、判定が割とシビアでした…私の場合は片手ずつ弾いた方が無難でした。

また、曲中の演奏記号などはそれ専用のパレットがあるのでそこから選択していきます。


こうして打ち込んだ楽譜をプレイバックする音源も非常に豊富です。
HumanPlayback機能(人間味を持たせて演奏させる機能)も改善され、処理速度も向上しています。



音源設定画面。外部プラグインも読み込み可能(VST/AU形式)。デフォルトの音源も良い感じ。





3.書き出し

あまりにサクサク進んでしまったので曲と呼べない楽譜になりましたが、できました。

ファイルはjpegやpngなど画像形式をはじめpdfにも変換でき、Finaleをお持ちでない方も閲覧可能です。

 

やはり一般的なDAWのスコアエディタとの一番の違いは、そのクオリティの高さでしょう。
演奏記号も充実していますし、何より表示がキレイです。


改めて五線譜に触れる機会として、Finale2014、すごく良かったです。
普段はタブ譜を見ながらなぁなぁの手癖で弾いている方にも、手書きの譜面をメンバーに渡して「ここなんて書いてあるの?」と聞かれるのがもう辛いという方にも、是非オススメしたいソフトウェアです。


もちろん音楽生活の中で楽譜を避けて通ることも出来ますが、これさえあればその分だけ音楽の世界が広がるんじゃないかなぁ、なんて思いますよ!



MakeMusic/Finale 2014 ¥60,480


MakeMusic/Finale 2014 アカデミック版 
¥41,040


MakeMusic/Finale 2014 アカデミック版 ガイドブック付属 ¥45,360



担当/神山
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